2008年7月25日
「池田菊苗先生のうま味発明百周年を祝う会」が開催されました
去る7月25日、「池田菊苗先生のうま味発明百周年を祝う会」が本郷キャンパス理学部化学本館講堂にて開催されました。当日は約170人の参加者があり、会は盛況のうちに終了いたしました。
明治41年(1908年)7月25日は、池田菊苗博士が食べ物に含まれる「うま味」を発見し、それを素に「グルタミン酸塩ヲ主成分トスル調味料製造法」を開発しその特許を取得した日です。ちょうど百周年になる今日、うま味発明を記念して東京大学理学部化学教室雑誌会主催、「理工連携による化学イノベーション」グローバルCOEおよび株式会社味の素の共催によりこの講演会が催されました。当日は、池田菊苗博士その人や、うま味研究についての講演があり、うま味発明のドキュメンタリードラマ「AMBITION(志)」の上映もありました。講演会には日経BP等のマスメディアの参加もあり、また、当日の朝日新聞、東京新聞等には池田菊苗先生とうま味発明が取り上げられ、たいへん注目を浴びたものとなりました。参加者には、「東京大學うま味煎餅」が配布されました。
平成20年8月7日
●池田菊苗先生とうま味発明に関する記事が、朝日新聞(7月25日付朝刊「DO!科学」)、東京新聞(同朝刊)などに掲載されています。
東京大學うま味煎餅
現在、一般家庭で使用されている「味の素」などのうま味調味料は、東京帝国大學理学部化学科(現在の東京大学理学部化学科)の池田菊苗教授により、1907年に発見されたものです。本年は特許成立100周年に当たります。このうま味を最高級の草加煎餅加え、製造した煎餅です。